古着を販売していると、意外と時間を使うのがアイロン作業です。
仕入れた古着は、洗濯やメンテナンスをしたあと、そのまま撮影するのではなく、シワを伸ばして形を整えてから撮影しています。
今回は、実際に古着屋の作業で使っている「Ariete(アリエテ)6399/3」を紹介します。
実際のアイロン前・アイロン後の写真も使いながら、使っていて感じるメリットや、素材ごとの注意点も紹介します。

※実際に店舗で使用しているAriete 6399/3です。
古着の撮影前のシワ伸ばしを中心に、日常的に使用しています。

Ariete 6399/3の基本スペック
今回使用しているAriete 6399/3の主な仕様は以下の通りです。
- 型式番号:6399/3
- 電源:100V 50/60Hz
- 消費電力:800W
- タンク容量:約210ml
- 重量:約1.7kg
- 本体サイズ:約26 × 12 × 14cm
- コード長:約2.1m
- 底面:セラミックコーティング
- 連続スチーム・ショットスチーム・ドライ対応
- ボイラー内蔵型
一般的なスチームアイロンとは少し違い、本体内部のボイラーでお湯を沸かして蒸気を作るタイプです。
このボイラー式と約1.7kgの本体重量が、古着を何着も仕上げるときの使いやすさにつながっていると感じています。
実際に使って感じるAriete 6399/3の良いところ
古着のアイロン作業では、1日に何着も連続して使うことがあります。
Ariete 6399/3を使っていて特に気に入っているのは、しっかりとスチームを出しながら、生地のシワを伸ばしやすいところです。
特に古着屋では、Tシャツ・スウェット・シャツ・ワークパンツなど、コットン素材の衣類を大量に扱います。
自分が実際に使っている範囲では、無地のコットン生地なら基本的に当て布を使わずにアイロンをかけても、テカリが出にくいと感じています。
ただし、プリント部分には直接アイロンを当てず、必ず当て布を使用しています。
また、生地の加工や古着特有の劣化状態によっても変わるため、状態を確認しながら温度を調整して使用しています。
撮影前に何十着も仕上げることがあるので、こうした使い分けをしながら効率よく作業できるのはかなり助かっています。
実際にアイロンをかけるとどのくらい変わる?

アイロン前
仕入れ後の状態では、全体に畳みジワや細かいシワが残っています。
このままでも着用はできますが、古着を商品として撮影すると、シワによってシルエットが崩れて見えたり、生地の状態が分かりにくくなることがあります。
そのためUNION withでは、撮影前にアイロンでシワを伸ばし、できるだけ本来のシルエットが分かる状態に整えています。

アイロン後
アイロンをかけた後は、畳みジワや細かいシワがかなり取れ、生地全体がすっきりしました。
強く押し付け続けなくても、アイロン本体の重さとスチームを使って仕上げやすいのがAriete 6399/3の良いところです。
古着は同じ商品でも、シワが残った状態ときれいに整えた状態では写真の印象がかなり変わります。
実際に販売する商品だからこそ、過度に加工してきれいに見せるのではなく、アイロンで形を整えたうえで、生地の状態やダメージが分かるように撮影することを意識しています。
素材によって当て布を使い分けています
Ariete 6399/3は使いやすいアイロンですが、古着なら何でも直接アイロンを当てているわけではありません。
自分の場合、素材やプリントの有無によって当て布を使い分けています。
コットン
無地のコットン生地は、基本的に当て布なしで使用しています。実際に大量の古着へ使用していますが、比較的テカリが出にくく扱いやすいと感じています。
プリント部分
Tシャツやスウェットなどのプリント部分には、必ず当て布を使用します。 高温のアイロンをプリントへ直接当てることは避けています。
ウール・ポリエステルなどの化繊・リネン・シルク
これらの素材には基本的に当て布を使用しています。特に古着は生地の状態や過去の扱われ方が分からないため、低めの温度から確認しながら仕上げています。
また、素材にかかわらず、テカリや熱によるダメージが心配な衣類は、目立たない場所で確認してからアイロンをかけています。
1.7kgの重さが意外と使いやすい
Ariete 6399/3は約1.7kgあり、最近の軽量アイロンと比べるとかなり重めです。
最初はこの重さがデメリットに感じるかもしれませんが、古着を何着も仕上げる作業では、むしろこの重量が使いやすいと感じています。
アイロン自体の重さを利用して生地を押さえられるため、必要以上に力を入れなくてもシワを伸ばしやすいです。
特にシャツやワークパンツなど、ある程度しっかりした生地を仕上げるときには、この重量感が役立ちます。
スチームがしっかり出る
Ariete 6399/3は、本体内部のボイラーで蒸気を作るタイプです。
畳まれた状態で仕入れた古着は、普通のシワだけでなく、長期間保管されたような強い畳みジワが残っていることもあります。
そういった衣類を撮影前に整えるとき、しっかりスチームを入れながらアイロンをかけられるのは大きなメリットです。
連続スチームとショットスチームを使い分けられるので、生地やシワの状態を見ながら仕上げています。
実際に使って感じるデメリット
もちろん、Ariete 6399/3にも気になるところはあります。
まず約1.7kgあるため、軽量タイプのアイロンに慣れている人には重く感じると思います。
自分の場合は、この重さを利用して古着をプレスできる点をメリットに感じていますが、長時間持ち上げながら使う用途には向かないかもしれません。
また、ボイラー式なので、水を入れて電源を入れた瞬間からすぐに使えるタイプではありません。ある程度まとまった枚数を一気に仕上げる使い方の方が、このアイロンの良さを活かしやすいと感じています。
そして、スチームや熱がしっかり入るからこそ、古着の素材や状態を確認しながら使うことも重要です。
特にプリント部分や熱に弱い素材には直接アイロンを当てず、当て布を使用しています。
こんな人には特に使いやすいと思います
家庭でシャツを週に数枚アイロンする程度なら、ここまで重量があり、ボイラーを搭載したアイロンは必要ないかもしれません。
一方で、実際に使ってみて特に向いていると感じるのは、
- 古着屋・アパレル販売をしている人
- 撮影前に大量の衣類を仕上げる人
- シャツやワークパンツなどをよく扱う人
- 強い畳みジワをしっかり伸ばしたい人
- 洋裁やハンドメイドなどでアイロンを頻繁に使う人
です。
自分の場合は、仕入れた古着をメンテナンスして、商品撮影する前の仕上げ作業で日常的に使用しています。
家庭用アイロンとして「軽くて手軽」というタイプではありませんが、ある程度まとまった枚数の衣類をしっかり仕上げたい人には、この重さとスチームの強さが逆に使いやすいと感じています。
まとめ|古着の撮影前メンテナンスで重宝している1台
Ariete 6399/3を実際に使っていて一番感じるのは、大量の古着を仕上げる作業と相性がいいアイロンだということです。
約1.7kgと決して軽いアイロンではありませんが、その重さを利用して生地を押さえながら、しっかりとスチームを入れられるのが気に入っています。
特にコットン系のTシャツ・スウェット・シャツ・ワークパンツなど、日常的に扱う古着の撮影前メンテナンスではかなり重宝しています。
一方で、プリント部分には必ず当て布を使用し、ウール・ポリエステルなどの化繊・リネン・シルクといった素材も、生地の状態を確認しながら当て布を使って仕上げています。
古着販売では、仕入れや撮影だけでなく、その前の「商品をできるだけ良い状態に整える作業」も大切です。
このブログでは今後も、実際に古着屋で使っている道具や、普段行っているメンテナンス方法を、実物の写真を交えながら紹介していきます。


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